技術書典19 参加記録

参加のきっかけ

今回で3回連続3回目の参加。
自分は何か締め切りがないと、やりたいことができないタイプ。そんな自分にとって技術書典は最高のイベントなので、軽率に参加。

書籍のテーマについて

カメラを使った定点撮影の方法を自分なりに整理しておきたかったのと、温湿度以外のセンサーも使ってみたいなと申し込み時にぼんやりと考えていました(9月14日の申し込み時点では技術的には未検証)。

執筆について

前回締め切り(イベント1週間前)の1ヶ月前に書き出して大変だったので、反省を活かそうと心に決める。

2025年 技術書典19 執筆記録

  • 9/14 申し込み
  • 9/23 当選発表
  • 9/26 原稿リポジトリ作成
  • 10/19 書き始める
  • 11/10 入稿
  • 11/16 オフラインイベント当日

振り返ると全く反省を活かせず、最後の1週間は毎日3時くらいまで執筆していました。
どうしてこうなったかというと、書籍に載せる内容の技術検証をずっとやっていて、終わったのが10月14日で、そこからようやく書き出したため。申し込み時点では、書く内容は全て決まっていることが求められる。

技術書典のために継続したこと・改善点

  • 宣伝
    • 内容を変えながら継続して宣伝をする、宣伝は「する側」でしぼらないなど、mochikoさんの「届ける工夫」に載っていることを実直に実践しました。
  • お品書きを早めに出す
    • 会期が始まる2週間前にお品書きポストをして固定ポストにピン留めしました。多分他の参加者よりも少し早いくらいのタイミング。
    • ポストした直後から当日までお気に入りやリポスト、ブクマが継続してされました。書き上がるのを待っていたら結構な機会損失をしていた気がします。
    • あと、自分へのプレッシャーにもなったし、自己成就的予言みたいな効果もあったと思います。書いた事は呪いとなり自分を縛り、原稿が完成しました。
  • Canvaの活用
    • これまではパワポをデザインツールとして使ってましたが、Canvaに乗り換えました。
    • 販促グッズのデザイン、サークルスペース前面につける横断幕、当日のお品書き、4コマの仕上げ、サークルマップ、表紙に至るまで大活躍してくれました。
    • 使用端末間の差異を気にしないで良い(フォントの有無とかOSによる微妙な操作感の違いや機能の違いが)のがかなり体験良かったし、他にもいいところとしてこんなのがあります
      • テキストボックスのサイズを変えたら自動でフォントサイズも変わる
      • 既存のデザインを別の素材にコピーして使うときの手数が圧倒的に少なくなる
    • 有料版を試しに契約しましたが、リサイズや透過画像の作成、テンプレートの使用などかなり役に立ってくれたので、次回もきっと使うと思います。
  • 販売管理アプリ
    • 11/16の朝にCurosrにお願いして、フレームワークはExpoで作ってもらいました。これがあるおかげで、結局どのくらい売れたのかをリアルタイムで把握できるし、Xでのポストにも役立ちます。次回は現金で買った人もカウントできるようにしたい
  • 前日はさっさと寝る
    • 当日は体力勝負だし、翌日は普通に仕事なので、はやる気持ちは抑えつつ21時ごろ布団に入りました。翌日3時におきました。
  • 当日の実況
    • 他の出展者のXを見ると、当日の11時〜17時のポストがほとんどない。それもそのはず、当日はブースでの販売対応や他のブースに本を買いに回ったりで、Xを見てポストするなんて余裕はない。そこで自分はブースにキーボード付きのiPadを置いてポスト専用端末として活用。写真付きでできるだけ当日の動きがわかるように実況することで盛り上がっている感を演出した。というか後から自分が振り返るためのとても役立つので、無理してでもポストするのは大事。
  • 台車買ってよかった
  • 表紙をフォトショじゃなくてイラレ(.ai)で入稿できるのを知った

反省点

  • 前回が特殊な点があるけれど、前回はイオンシネマを使ったLTイベント宇田川さんのポッドキャストに出演して、普段届かない層へ情報を届けられた気がする。今回はあまりにも余裕がなかったので、次回以降は告知活動を考慮した執筆活動をしたい。
  • その他次回への申し送り事項
    • トグルトラックで執筆時間記録する
    • 掲載する画像のサイズ圧縮(100MB近い電子書籍、自分だったら嫌)
    • 見本誌には全て見本のシールを貼る。あと見所がわかるように付箋貼る
    • 既刊本の広告ページを新刊に入れるをやってみたい

設営

  • どれだけ素晴らしい本を書いても、ブースの設営がみすぼらしかったりしたら、当日偶然通りかかった人に届けることができません。
  • 設営のみで売ることはできませんが、設営を整える事で「通りすがったあなたを歓迎します。届けたい情報があります。見本はここにあります」というメッセージを伝えることができると考えています。
  • 以下はこれまでの設営の変遷。前回導入したスマート本棚は陳列能力も高いし、見栄えを底上げしてくれる、さらに後ろ側は収納力も高い便利グッズでした。そして今回は机の前面に貼り付ける横断幕を導入。映え度がさらに上がったので個人的には満足。次回はポスターを導入しようと思います。
技術書典17
技術書典18
技術書典19(今回)

その他

  • サークルの位置について
    • 入り口近くの「い02」でした。今回はハードウェア関連があ〜いにまとまっていたようです。入り口に近いということは、入場した人が確実に流れてくるし、「財布は厚く、荷物が軽い」by しゅういちろさん という話があって割と地の利はあったと思います。
    • その代わり、まだ購入用のアプリをインストールしていなかったり、初めて使う人がいてサポートのための工数が少しかかりました。
  • 声かけについて
    • これが楽しくてオフライン出展やっているところがあるかもしれない。買うつもりの素通りしそうな人に声をかけ、いかに興味を持ってもらい、購入してもらうか、というゲームをやっている感覚で毎回ブースに立っています。
    • これについてはいずれ別の記事で書こうと思うけれど、ポイントは「最初は広く網を張ること」だと思っています。
    • 自分の書籍はタイトルの間口を広めに取っているので
      • 「野菜を育ててま〜す」、「見るだけでもいいので、見本手に取ってくださ〜い」で少し振り返ったり、立ち止まった人の反応を見て、その人の属性を想像しながら次の声かけの内容を決めます
        • 技術者っぽい→「センサー使ってクラウドにデータ溜める内容です」「普段どんなエンジニアやってますか?」
        • 家庭菜園に興味ありあそう→「水耕栽培っていう土を使わない栽培方法です(用意した水耕栽培装置をパカっと開いて見せる)」
        • 他とは違うテーマの変わり種であることに興味を持ってそう→「4コマが可愛いくて面白いです」
        • 「今ならトレカがついてきます」を最後の一押しとして伝える
      • その他「既刊本は500円なんでタダみたいなもんですよ」など、当日のお客さんの反応を見て、使えそうなワードを貯めて繰り出すそのライブ感がどうも自分は好きなようです。
  • 当日用意したトレカ
    • 特にこれを目当てで買ってくれた人もいないし、3冊同時購入者へのコンプリートパックも用意したが、これの存在を知っている人は皆無だった。盛り上がっているのは自分だけだったか(T ^ T)でもオリジナルのキラカードが作れるのをしれたのは収穫でした。トレカ印刷はメガプリントがおすすめです。

値付けと売り上げについて

※オンラインマーケット期間が終わったら、詳細をまとめる予定です。

既刊本は500円で販売してひたすら赤字だったので、今回から販売価格を1000円にしました。値上げには色々と逡巡はありましたが、結果として売り上げにはあまり関係ありませんでした

11/22時点で売り上げは128,500円。販売手数料、送料を差し引くと、100,100円。新刊の150冊分の印刷費が94,390円。これだけを見ると、「おっ、ペイしてる?」と思いがちですが、既刊本の発送費と売れ残った本を会場から自宅に送るのにかかった送料、さらにオンラインで売れた書籍を運営側に送る送料でなんやかんや15,000円くらい最終的にかかると見積もっています。送料の削減は今後の課題です。

なので今のところ6,590円の赤字です。残りのオンライン期間での販売の伸びに期待。

振り返り

去年初参加した技術書典17から今回の技術書典19まで連続して参加して考えたことは、人間関係にも「複利効果」があるのではないか、ということです。

最初の参加では知り合いは誰もいませんでしたが、回を重ねるごとに少しずつ声をかけてくれる人が増えていきました。技術系のコミュニティに積極的な方が多いこともあって、別のイベントで再会することもあり、そこから単なる知り合い以上のつながりが生まれていきました。

NISA などの投資では、資産を積み上げ続けることで複利の力が働きますが、人間関係にも同じように、継続して関わり続けることで得られるリターンがあるように思います。

私は去年まで、社外のエンジニアとのつながりは皆無でした。
しかし技術同人イベントへの参加をきっかけに、考え方に共感できたり、心からリスペクトできたりする人たちと出会えるようになりました。

去年、初参加したときは「そんな人に一人でも出会えたら儲けものだ」と思って、印刷費の赤字も覚悟して参加しました。それがこの一年で、本当にたくさんの方と出会い、関係が広がり、まさに複利が効き始めたような実感があります。

今回の技術書典でも、多くの素敵な出会いに恵まれました。ここでは長くなるので感謝を伝えるのは割愛しますが、書籍の感想ポストという形で伝えられたらなと思います。

これからも活動を続けていけば、きっとまだ見たことのない景色が見えてくると思うと、ワクワクするので、無理のない範囲で参加を継続したいと考えています。次回2026年4月開催を予定している技術書典20は、記念回ということでした。参加サークルとして一緒に盛り上げていきたいと思っています。

最後に

現在も技術書典はオンラインマーケットで11/30(日)まで開催中です。
この記事を公開した時点(11/22)では残り1週間。
書籍が無料でついてくるのは今だけです。また既刊本が500円で買えるのも今だけ。水耕栽培やデータ活用した家庭菜園に興味のある方よろしくお願いします!


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