Androidアプリを作成してから公開までに最低限必要な作業

こちらの記事でiOSアプリのリリースのざっくりとした流れを確認したので、今回は2025年1月時点でのAndroidアプリのリリース手順を見ていきたいと思います。

結論から言うと、iOSのリリース時に作成したアイコンやストアに公開する用のキャプチャなどを使いまわせた関係で、1時間で申請まで終わりました。

事前準備

事前にこれらの設定を済ましてある前提。

  • Google Play Console デベロッパー アカウントへの登録
    • これがないとPlay Storeへの登録は不可能
    • 25ドルかかる(一度きり)
      • Appleに比べるとかなりお得に思える
  • Expoアカウントの作成

設定ファイルの準備

iOSの時と同様。app.jsonを編集する

Expoの設定

iOSの時と同様。eas.jsonがなければ作成し、編集する

アイコンの作成

iOSの時と同様。使いまわすときはサイズが違うので注意。
1 MB 以下、512 x 512という要件がある(iOSは1024 x 1024)

キーストアの生成

iOSでもやったアプリの署名に必要な基本的な認証情報の設定をAndroidではキーストアと言ったりします。
例によってめんどくさいんですが、Expoを使うと簡単です。以下のコマンドを打って、選択肢から適当なものを選んでいくだけで完了します

eas credentials

本番リリースであればproductionを選択し、最初のビルドなのでKeystoreを選択して新規作成するような選択肢をターミナル上で選んでいきます。

アプリのビルド

eas build –platform android

このコマンドでExpoのサイト上でビルドをしてアプリのファイルを生成してくれます。初回だったからか10分弱かかりました。

iOSではここからさらにストアへの提出がコマンド一発でできました。Androidの場合は事前の設定が煩雑そうなので、ビルド後のファイルをExpoの管理画面からダウンロードし、それを手動でアップロードすることにしています。

Google Play Consoleで新規アプリ作成

iOS同様、一番時間が取られるところです。
Androidの方が、提供する情報が多い気がします。
広告のありなしや、ニュース関係のアプリなのかどうか、個人情報を収集するか否かなどの質問に答える必要があります。今回サンプルで作成したアプリは、特に問題のあるような中身はないので、サクサク進められました。

プライバシーポリシーのリンクを設定しなきゃいけない箇所があったので、そこは個人開発の場合は用意するのが面倒だなと思いました。
あと手こずりそうなのが、Androidの場合、アイコンやアプリの操作画面のキャプチャとは別で「フィーチャー グラフィック」というものを提出しなければなりません。

PlayStore内での広告・宣伝に使うような横長の画像で「15 MB 以下、1,024 x 500 ピクセル」という要件が決められています。
しょうがないので適当に作ります。

さらに、「7 インチ タブレット版のスクリーンショット」、「10 インチ タブレット版のスクリーンショット」もアップロード必須のようです。
しかし、スマホ用にアップロードしたサイズの画像をそのまま使いまわせるので、特に準備は不要です。

アプリの提出

質問への回答と画像の提出があらかた終わると、アプリのアップロードができます。Expoのサイトからダウンロードした.aab形式のファイルをアップロードします。

最後に審査に提出して完了です。

審査

これを書いている現在も審査中のステータスなので、審査が完了したら、追記をしたいと思います。

結論

ReactNativeとExpoを活用したケースですが、複雑なアプリでなければ、1時間程度でアプリの申請ができることがわかりました。

しばらくはExpoに頼ってスマホアプリ開発していきます。


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