付箋勉強法

本を読んでいて共感したところ、感銘を受けたところに付箋を貼る。
一冊読み終えた時に貼られているエリア、貼られていないエリアがある。
私は付箋が貼られていないところこそ重要だと思っている。

なぜなら共感したところなんて、すでに自分の頭に同じアイディアがあってそれをパラフレーズしただけで新たな気づきなんてものはない。
そもそも書名で気になって本を買った時点でその本から学べるものなんてほぼない。「●●したけりゃXXしなさい」系の本のことがその典型である。買った時点ですでに便益を受け終えていて、読了後に考えが深まることなんてまずない。いや、極論すぎか!謝ります。あ~い とぅいまて~~~~~~~~ん。

SNSで流れてくる投稿にいいねをつけて頭が良くなるのか、ってことと似ている。
そんなことに数を打って量を増やしても、エコーチェンバー、フィルターバブルで実はバカになっていることもあり得る。

だから付箋を貼らないところ。一度読んで理解ができなかったところ、読み飛ばしてしまったところにこそ、自分の知らなかったアイディア、思想、論理展開が含まれている。そこを時間をかけてでも咀嚼することで人間は考えを深められるのだと思う。


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